テホン(上)

てほん(じょう)
     

1頁目「ハナ」

昭和17年(1942)初版の、台湾総督府が出版した習字教科書です。台湾で使用されたために、国内で流通した数
が少ない貴重な教科書です。内容は、第4期国定習字教科書、いわゆる「ハナトリ」本に倣ったものです。

台湾は当時日本の統治下にあり、現地の子どもたちが同じ教育を受けていたことが分かります。ただし、日本国内では第5期の国定教科書が用いられていたので、国内で利用後、新たに統治下の台湾で使用されたのでしょう。

習字教育の中で、戦意を高揚する内容を含んでおり、戦時下の教育の状況をよく示しています。

                                           
作品名テホン(上)
ふりがなてほん(じょう)
作者編:台湾総督府
国名日本
制作年昭和17年(1942)初版
寸法21.0×15.0cm
目録番号SUJ-0019

1頁目「ハナ」

昭和17年(1942)初版の、台湾総督府が出版した習字教科書です。台湾で使用されたために、国内で流通した数
が少ない貴重な教科書です。内容は、第4期国定習字教科書、いわゆる「ハナトリ」本に倣ったものです。

台湾は当時日本の統治下にあり、現地の子どもたちが同じ教育を受けていたことが分かります。ただし、日本国内では第5期の国定教科書が用いられていたので、国内で利用後、新たに統治下の台湾で使用されたのでしょう。

習字教育の中で、戦意を高揚する内容を含んでおり、戦時下の教育の状況をよく示しています。

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved