合作百子呈祥図

がっさくひゃくしていしょうず
     

沈振麟(生卒年不詳)は字を鳳池という。江蘇呉県の人。咸豊・同治年間(19世紀後半)に内廷画院に仕えた。人物の肖像画を得意とし、花鳥・山水画にもすぐれた。葉桐(生卒年不詳)経歴等不明。内廷画院の画師と思われる。

中央の図案は「双喜」と呼ばれ、「喜」の字を二つつなぎ合わせたもの。二重の喜びということで、主に結婚式で用いられる吉祥図案である。図案の中に描かれる多くの唐子は、子孫繁栄を表現している。本作は「臣沈振麟、臣葉桐、合筆恭絵」とあることから、皇室への献上画と思われる。

部分図

                                               
作品名合作百子呈祥図
ふりがながっさくひゃくしていしょうず
作者沈振麟/葉桐
国名中国
制作年清時代後期 光緒年間 1880年頃
寸法95.9×107.4cm
目録番号4a-3261
釈文臣沈振麟臣葉桐合筆恭絵

沈振麟(生卒年不詳)は字を鳳池という。江蘇呉県の人。咸豊・同治年間(19世紀後半)に内廷画院に仕えた。人物の肖像画を得意とし、花鳥・山水画にもすぐれた。葉桐(生卒年不詳)経歴等不明。内廷画院の画師と思われる。

中央の図案は「双喜」と呼ばれ、「喜」の字を二つつなぎ合わせたもの。二重の喜びということで、主に結婚式で用いられる吉祥図案である。図案の中に描かれる多くの唐子は、子孫繁栄を表現している。本作は「臣沈振麟、臣葉桐、合筆恭絵」とあることから、皇室への献上画と思われる。

部分図

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved