篆書臨碣石刻石四屏

てんしょりんけっせきこくせきしへい
     

清時代の官僚であり、晩年は上海で書画を売り活躍した書画家・汪洵(?~1915)が「碣石刻石」を臨書した作品です。均整のとれた篆書体が整然と並んでおり、紙面には独特の緊張感が漂います。整った文字の形でありながら、墨線にはわずかにカスレや肥痩が生じており、静けさの中に動きを感じさせる書風です。

 

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作品名篆書臨碣石刻石四屏
ふりがなてんしょりんけっせきこくせきしへい
作者汪洵
国名中国
制作年清時代末期 宣統2年(1910年)
寸法各148.3×39.0cm
目録番号4A-4008
釈文皇帝建国徳并諸侯初平泰壹 卅有二年〓登碣石照臨四極 従臣群作上頌高号爰念休烈 戎臣奮威遂興師旅大逆滅息 武殄暴強文復無罪庶心咸服 恵論功労恩肥土域賞及牛馬 堕壊城郭决通川防夷去険阻 地勢既定黔首无繇天下咸撫 男楽其畴女修其業事各有序 惠被諸産久并来田莫不安所 群臣誦略請刻此石垂箸儀巨 史記秦碣石刻石文辞不全此為江陰孔氏双鉤全文相伝為宋徐鼎臣臨本想宋初 墨拓尚有存者所臨必有依據猶可見上蔡遺型也宣統二年庚戌立夏陽湖汪洵橅

清時代の官僚であり、晩年は上海で書画を売り活躍した書画家・汪洵(?~1915)が「碣石刻石」を臨書した作品です。均整のとれた篆書体が整然と並んでおり、紙面には独特の緊張感が漂います。整った文字の形でありながら、墨線にはわずかにカスレや肥痩が生じており、静けさの中に動きを感じさせる書風です。

 

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