行書范成大夜宴曲軸

ぎょうしょはんせいだいやえんきょくじく
     

張謇(1853~1926)は、江蘇南通の人。字は季直、嗇庵と号しました。光緒20年(1894)の進士・状元(第1位)で、翰林院修撰となったあと、清朝の農工商部大臣、新政府の実業総長などを歴任し、明治時代の日本の近代化を参考に中国の実業と教育の都市型モデルを作り上げた人物です。

この作品は、南宋の詩人・范成大(1126~1193)の夜宴曲を書いたもので、本来は粘りのある線が特徴ですが、この作品は落ち着いた静かな印象の作品です。(漢字部 資料紹介 2014年7月号)

                                               
作品名行書范成大夜宴曲軸
ふりがなぎょうしょはんせいだいやえんきょくじく
作者張謇
国名中国
制作年清末~民国
寸法131.0×51.0cm
目録番号4A-2096
釈文金麟噴香煙龍蟠玉燈九枝青闌干明瓊翠 带湘簾斑風幃繡浪千飛鸞舞娥紫袖如 弓彎雲中一笑天解顔銜杯快卷玻璃乾 華楼促箭春宵寒二十五聲宮点闌 石湖夜宴曲 季直張謇

張謇(1853~1926)は、江蘇南通の人。字は季直、嗇庵と号しました。光緒20年(1894)の進士・状元(第1位)で、翰林院修撰となったあと、清朝の農工商部大臣、新政府の実業総長などを歴任し、明治時代の日本の近代化を参考に中国の実業と教育の都市型モデルを作り上げた人物です。

この作品は、南宋の詩人・范成大(1126~1193)の夜宴曲を書いたもので、本来は粘りのある線が特徴ですが、この作品は落ち着いた静かな印象の作品です。(漢字部 資料紹介 2014年7月号)

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