行書七言対聯

本作は、全盛期近くに散見される、強い打ち込みによる起筆の萌芽が感じられる行書作品。一貫して蔵鋒による丸く太い起筆を用いるが、その後の筆線には潤渇・肥痩の変化がつけられており、平板な表現となることを避けようとしている。全体 … 続きを読む 行書七言対聯