高貞碑

貴族である高氏の墓碑。被葬者・高貞(489~514)の系譜と生前の業績、建碑の事情を記す。書は、角ばった運筆である「方筆」を用い、配置は緊密で、理知的な品格を感じさせる六朝楷書の代表的存在。現在碑の中央部は、文化大革命に […]

       

爨龍顔碑

雲南省に現存するが、出土時期は不明。本文は1行45字の24行。隷書から楷書への過渡的書体で、被葬者である爨龍顔(384?~446)の事績を記す。書法資料としてだけではなく、歴史資料としても貴重な碑。その古雅な書風は、清後 […]

       

玄秘塔碑

「玄秘塔碑」は、大達法師端甫(770~836)の埋骨塔の由来を記す。筆者の柳公権(778~865)は、字を誠懸といい、陝西華原の人。能書で知られ、広く諸家を取り入れたが、特に顔真卿(709~785)の影響が強い。「顔筋柳 […]

       

顔氏家廟碑

「顔氏家廟碑」は、顔氏一族の事績を記し、父・顔惟貞(669~712)の廟に建立した碑。撰文も顔真卿(709~785)による。もっとも顔法の個性が現れた作品。「顔勤礼碑」に比しても「蚕頭燕尾」が一段と顕著で、縦画・横画の太 […]

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