泉州万安橋記碑

「泉州万安橋記碑」は、福建省泉州の洛陽江に建造された万安橋(のち「洛陽橋」)の由来を記した碑。架橋の発起人であり筆者の蔡襄(1012~1067)は、字を君謨といい、福建興化の人。天聖8年(1030)の進士。書では、蘇軾( […]

       

九成宮醴泉銘

唐の太宗(598〜649)は貞観5年(631)、隋が建てた仁寿宮を修復し、「九成宮」と名を改めました。翌年、暑さを避けて九成宮を訪れたとき、宮殿の傍らに「醴泉」つまり甘味のある水の泉がわき出たといいます。それを記念して建 […]

       

蘭亭序(定武本)

書聖・王羲之(303?~361?)の代表作である「蘭亭序」は、唐の太宗(598〜649)が亡くなった際に副葬されたと言われます。それ以降、書を学ぶ人々は拓本などを通して「蘭亭序」を学んできました。 本作は「定武本」と呼ば […]

       

玄秘塔碑

「玄秘塔碑」は、大達法師端甫(770~836)の埋骨塔の由来を記す。筆者の柳公権(778~865)は、字を誠懸といい、陝西華原の人。能書で知られ、広く諸家を取り入れたが、特に顔真卿(709~785)の影響が強い。「顔筋柳 […]

       

九成宮醴泉銘(秦氏本)

《九成宮醴泉銘》は、唐の太宗(598〜649)が貞観6年(632)暑さを避けて九成宮を訪れたとき、宮殿の傍らに「醴泉」つまり甘味のある水の泉がわき出たことを記念して建てられた石碑です。 文を魏徴(580~643)が作り、 […]

       

昭仁碑

「昭仁碑」は、唐の太宗(598〜649)が戦没者の冥福のために建てた石碑です。古くから虞世南(558~638)が筆者であると伝えられますが、確証はありません。他にも、唐の王知敬(生卒年不詳)や欧陽通(?~691)を筆者と […]

       

孔子廟堂碑

「孔子廟堂碑」は、唐の太宗(598〜649)が長安の国子監(教育行政機関)内に孔子廟を改築した際、その完成を記念して建てられた石碑です。筆者の虞世南(558~638)は、欧陽詢(557~641)/褚遂良(596~658) […]

       

顔魯公三表真蹟

顔真卿の三種の表文「謝贈華州刺史表」「謝兼御史大夫表」「譲憲部尚書表」を刻した作品。清時代に発見された墨跡本を、丹徒(江蘇省鎮江市)の包氏が入手し、石刻にして広めた。同時代には、多種の翻刻本が流布したとされる。 本作には […]

       

郭氏家廟碑

顔真卿五十六歳時の作品。安史の乱平定に功績のあった郭子儀(697~781)が、父・敬之(667~744)の廟に建立したもので、郭氏の家系、父子の功績などを述べるほか、碑陰には郭一族の官職が記されている。選文・書ともに顔真 […]

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved