都名所図会

『都名所図会』は墨摺六冊本で、名所図会のさきがけとなった。本書は本文を京都の俳諧師・秋里籬島が著し、図版を大坂の絵師・竹原信繁(春朝斎)が描き、京都の書林・吉野屋から刊行された。 場面は京都の桜の名所、嵐山の風景。素性法 […]

       

おもちゃ千種

 おもちゃ絵画集『おもちゃ千種』は、大阪・堺出身の川崎巨泉(1877~1942)が制作・出版しました。巨泉は十三歳より中井芳瀧に浮世絵を学び、独立して図案家に転身します。その頃より郷土玩具に魅せられた巨泉は、自らを「人魚 […]

       

絵入版本 栄花物語

平安時代の歴史物語「栄花物語」全40巻を抄録し、全51図の挿絵を加えた版本。当館は無刊記本であるが、紺紙に銀泥で模様が描かれた豪華本である。その内容は、歴史叙述の部分は省略され、物語部分を採録しており、読み物としての要素 […]

       

日本外史

江戸後期の歴史書。22巻。頼山陽著。文政10年(1827)成立。天保7~8年(1836~37)頃刊。源平二氏以降徳川氏までの武家の興亡を、漢文体で記したもの。 当館所蔵本は、頼氏蔵版本。松平定信序(「風月翁」、文政12年 […]

       

日本女装 中編

神坂雪佳(1866~1942)は、近現代の日本の画家、図案家。京都に暮らし、明治から昭和にかけての時期に絵画と工芸の分野で多岐にわたる活動をした。本名は吉隆。 本作は、半紙に墨を用いた木版画集であり、雪佳は編集という形で […]

       

前賢故実

江戸後期の伝記集。10巻20冊。菊池容斎編・画。天保7年~明治元年(1836~68)刊。神武天皇から後村上天皇までの明君・賢人500人余りの肖像を描き、略伝を記述したもの。画像は、巻之六「藤原道長」。

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