行書七言対聯

ぎょうしょしちごんついれん
     

清時代後期の文人、何紹基(1799~1873)の作品です。対聯の作品は誰かに請われて書くことが多い形式です。おそらくこの作品も誰かの試験及第か出世のお祝いに贈られたものではないでしょうか。「古帖は時に(頁を)翻して蟲を掃除しなさいよ。春の花は未だ蘂(雄しべ雌しべ)ができていない(蕾の)ときでさえ蜂を招くものですよ」と読むことができます。すなわち「弛まず学ぶことを怠らない人は、出世する前から周囲の人がちやほやするものですよ」という激励の意味があるのかもしれません。懐を大きくとった明るい書風が魅力的な作品です。(漢字部 資料紹介 2012年2月号)

【参考文献】

塚本祐士「観峰館収蔵の何紹基の書について」(『観峰館紀要』第2号、公益財団法人日本習字教育財団観峰館、2006年)

観峰館紀要 第2号

                                               
作品名行書七言対聯
ふりがなぎょうしょしちごんついれん
作者何紹基
国名中国
制作年清時代後期
寸法各123.8×21.3cm
目録番号4A-0729
釈文古帖時翻勤掃螙 春花未蘂自招蜂 蝯叟何紹基

清時代後期の文人、何紹基(1799~1873)の作品です。対聯の作品は誰かに請われて書くことが多い形式です。おそらくこの作品も誰かの試験及第か出世のお祝いに贈られたものではないでしょうか。「古帖は時に(頁を)翻して蟲を掃除しなさいよ。春の花は未だ蘂(雄しべ雌しべ)ができていない(蕾の)ときでさえ蜂を招くものですよ」と読むことができます。すなわち「弛まず学ぶことを怠らない人は、出世する前から周囲の人がちやほやするものですよ」という激励の意味があるのかもしれません。懐を大きくとった明るい書風が魅力的な作品です。(漢字部 資料紹介 2012年2月号)

【参考文献】

塚本祐士「観峰館収蔵の何紹基の書について」(『観峰館紀要』第2号、公益財団法人日本習字教育財団観峰館、2006年)

観峰館紀要 第2号

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