常設展示

 常設展示では、本館入り口に原田観峰の肉筆作品、本館1階に「紀泰山銘」の大型拓本と清朝皇帝の離宮内部を精巧に復元した大迫力の「避暑山荘 澹泊敬誠殿」、6階は展望ホール。 3階では書の歴史を解説。本館と書院展示室との間には、中国西安市の碑林博物館で製作した復元石碑8基があります。書院展示室の一角に乾隆帝の書斎「三希堂」を復元し、また西洋アンティーク室では、西洋家具やクラシックカーを展示しています。
本館1階展示室 避暑山荘 澹泊敬誠殿 復元石碑 三希堂 書院展示室 西洋アンティーク室 3階展示室 展望ホール 原田観峰記念室
地図の各室をクリックすると詳しい説明にジャンプします。
原田観峰記念室
圧倒的大きさを誇る「紀泰山銘」「石台孝経」の拓本を展示
本館1階展示室
 本館1階の展示室入り口では、堆朱の獅子とともに、清朝第四代皇帝康熙帝(こうきてい)の書による「避暑山荘」の扁額、そして端渓の大型硯が出迎え、大型拓本展示コーナーでは、当館でも圧倒的大きさを誇る「紀泰山銘」「石台孝経」の拓本と、現代を代表する画家である董寿平氏の大作「老松図」、 また、「石鼓」の実物大複製もご覧になれます。
世界遺産の清朝皇帝の離宮内部を精巧に復元
澹泊敬誠殿
避暑山荘は、中国・北東部、河北省承徳市に現存する清朝皇帝の離宮です。その中心的な建物である「澹泊敬誠殿」の内部を復元展示しました。 中央の高台には皇帝が座る玉座があり、卍字・寿字・蝙蝠などの吉祥図柄が、天井板・戸扉・腰板など各所に精密に彫刻されています。
東近江地域・湖東平野が一望できる
展望ホール
 部屋の中央の床に、方角を示した日本地図が埋め込んであります。南東には鈴鹿山脈。西側は南北朝の近江六角氏の居城・観音寺城がある繖山が望めます。
豊富な拓本で漢字書体の変遷をたどる
書の歴史と硯
 3階展示室では、豊富な拓本類によって、歴代の漢字書体の変遷をたどる展示を行っています。また出土物や硯などの文房具で中国の文字文化も紹介しています。
 文字は、書かれる素材によって様々に変化します。古代では、文字は骨に金属で刻られていました。それがやがて鋳型を使って 青銅器に鋳込んだり、石に刻みつけるようになります。また、紙のない時代には、竹や木に文字を書くのが一般的でしたが、紙の発明と普及によって、文字は今日のように洗練されたものへと進化していきました。
 この展示室では、そのような書体の変化をたどりつつ、篆書・隷書・草書・行書・楷書などの各書体を紹介します。
著名な石碑を原寸大で
復元石碑
 中国・西安碑林博物館の全面的な協力のもと、原寸大で復元した書道史上重要な石碑8基(曹全碑、真草千字文、皇甫誕碑、孔子廟堂碑、集王聖教序、九成宮醴泉銘、玄秘塔碑、顔氏家廟碑)を展示しています。
 美しい文字が刻まれた大型石碑の迫力を感じていただき、石刻文字への興味を深めてください。採拓体験も出来ます。詳細は「体験教室」をご覧ください。
紫禁城・養心殿内にある広さ一坪の書斎
書院展示室 三希堂
 三希堂は、紫禁城(現;故宮博物院)の養心殿内にある広さわずか一坪程の乾隆帝の書斎です。
 その名の由来は、王羲之の「快雪時晴帖」、王献之の「中秋帖」、王珣の「伯遠帖」という、世に稀な名蹟三点を得たことによります。
 また、「希賢、希聖、希天」、つまり賢者たるを望み、成人たるを望み、天人たるを望む、という意味も込めていたとされます。
ワンポイント知識

乾隆帝(1711~1799)

姓は愛心覚羅、諱は弘暦、廟号は高宗。清第6代皇帝(在位1735~1795)。在世時の元号である乾隆をとって乾隆帝と呼ばれます。 10回の遠征で領土は最も拡張し、清朝の絶頂期を迎えました。豊かな経済力を背景に伝統的な文物を収集し、膨大なコレクションを残した人物です。
西洋家具やオルゴール
西洋アンティーク室

 貴重なアンティークオルゴール、クラシックカー、スクエアピアノ、フランス・ロココ調の家具、世界地図などに囲まれた空間です。
毎年9月に開催されるオルゴール鑑賞会や、12月のジャズコンサートなど、音楽イベントの会場としても使用します。



「西洋アンティーク室」で常設展示されているアンティークオルゴールの音色を、動画にてお聞きいただけるようになりました。随時アップしていきますので、ご自宅にてご家族と一緒にお楽しみください。
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