文字の残欠部分と、すでに発見されている封泥の官職名とを勘案すれば、私官丞印であろうか。出土例あり。ただし、管見の及ぶ限り全て横日字枠線であり、田字枠線のものは未見。咸陽塔児坡遺跡からは昭襄王三六年私官銘鼎が出土している。また『漢書』張湯伝では服虔を引き「私官、皇后之官也」と注している。
文字の残欠部分と、すでに発見されている封泥の官職名とを勘案すれば、私官丞印であろうか。出土例あり。ただし、管見の及ぶ限り全て横日字枠線であり、田字枠線のものは未見。咸陽塔児坡遺跡からは昭襄王三六年私官銘鼎が出土している。また『漢書』張湯伝では服虔を引き「私官、皇后之官也」と注している。
| 作品名 | 封泥「私官丞印」 |
| ふりがな | ふうでい「しかんじょういん」 |
| 作者 | 不詳 |
| 国名 | 中国 |
| 制作年 | 秦 統一前後 |
| 寸法 | 2.5×2.75×0.6cm |
| 目録番号 | 97-0050-81 |
| 釈文 | 私官丞印 |
文字の残欠部分と、すでに発見されている封泥の官職名とを勘案すれば、私官丞印であろうか。出土例あり。ただし、管見の及ぶ限り全て横日字枠線であり、田字枠線のものは未見。咸陽塔児坡遺跡からは昭襄王三六年私官銘鼎が出土している。また『漢書』張湯伝では服虔を引き「私官、皇后之官也」と注している。