本朝歴代群書法帖

ほんちょうれきだいぐんしょほうじょう
     

我が国の古筆名跡を集めた法帖で、「本朝歴代群書法帖」21冊、「本朝歴代続群書法帖」37冊、「手鑑」1冊の併せて59冊からなる。著名な「那須国造碑」「多胡碑」等の拓本の他、三筆、三蹟の書などを載せる。続編は、武士、連歌人、文人、手習い筆者など、多岐に渡り、中には、この法帖のために揮毫されたものもある。出版者として「大日本江州 湖南志賀喜輯」とあることから、近江(滋賀県)出身の「志賀喜」なる人物により、出版されたものだと分かる。

続編第一冊には、士族編の中に、建部建丈こと、建部伝内の書を載せる。建部伝内(?~1590?)は、佐々木六角義賢の家臣で、箕作山城主であった秀治(源八郎)の弟。義賢が剃髪して承禎となると、これに従って道孤と号した。京都東山の天台宗寺院である青蓮院にて、尊鎮法親王に御家流書法を学び、独自の書法である伝内流(或は建部流)を立てた。佐々木六角氏の没落後は、建部郷の木流の地に屋敷を構え、書の指南を続けたという。法蓮寺(東近江市五個荘木流町)にある五輪塔は、伝内の供養塔と伝えられており、元屋敷址と伝承する地にあったという。

                                           
作品名本朝歴代群書法帖
ふりがなほんちょうれきだいぐんしょほうじょう
作者湖南志賀喜 輯
国名日本
制作年明和9年(1772)
寸法28.0×18.5cm
目録番号帖ー集ー080

我が国の古筆名跡を集めた法帖で、「本朝歴代群書法帖」21冊、「本朝歴代続群書法帖」37冊、「手鑑」1冊の併せて59冊からなる。著名な「那須国造碑」「多胡碑」等の拓本の他、三筆、三蹟の書などを載せる。続編は、武士、連歌人、文人、手習い筆者など、多岐に渡り、中には、この法帖のために揮毫されたものもある。出版者として「大日本江州 湖南志賀喜輯」とあることから、近江(滋賀県)出身の「志賀喜」なる人物により、出版されたものだと分かる。

続編第一冊には、士族編の中に、建部建丈こと、建部伝内の書を載せる。建部伝内(?~1590?)は、佐々木六角義賢の家臣で、箕作山城主であった秀治(源八郎)の弟。義賢が剃髪して承禎となると、これに従って道孤と号した。京都東山の天台宗寺院である青蓮院にて、尊鎮法親王に御家流書法を学び、独自の書法である伝内流(或は建部流)を立てた。佐々木六角氏の没落後は、建部郷の木流の地に屋敷を構え、書の指南を続けたという。法蓮寺(東近江市五個荘木流町)にある五輪塔は、伝内の供養塔と伝えられており、元屋敷址と伝承する地にあったという。

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