篆書臨祀三公山碑軸

てんしょりんしさんこうざんぴじく
     

徐三庚(1826~1890)は、浙江省上虞の人。書・篆刻等に巧みで、特に篆隷に長じていた。篆刻は秦漢を宗として各派を融合し、顕著な個性をそなえ、円山大迂などにも大きな影響を与えた。

祀三公山碑は、中国の後漢代、元初4年(117)に建てられたとみられる顕彰碑。隷書が公式書体であった漢代にあって、極めて珍しい篆書による碑である。碑の現物は現在行方不明で、拓本のみが伝わっている。書体が隷書の時代であるにもかかわらず篆書なのは、天や神に祈り感謝する宗教的な感情を示すために、篆書の持つ権威性を求めたためと考えられる。

                                               
作品名篆書臨祀三公山碑軸
ふりがなてんしょりんしさんこうざんぴじく
作者徐三庚
国名中国
制作年清時代後期 光緒3年(1877)
寸法23.0×24.6cm
目録番号4A-0261
釈文元初四年常山相隴西 馮君到官承飢衰之後 衆惟三公御語山三条別 神向在領西吏民祷祀 興雲膚寸偏雨四維遭 離羌寇蝗旱鬲我民流 道荒醮祠希罕敬奠不行 由是之来和不臻 静山仁大兄大人大雅鑑之 節漢三公山碑 丁丑夏四月朔 徐三庚

徐三庚(1826~1890)は、浙江省上虞の人。書・篆刻等に巧みで、特に篆隷に長じていた。篆刻は秦漢を宗として各派を融合し、顕著な個性をそなえ、円山大迂などにも大きな影響を与えた。

祀三公山碑は、中国の後漢代、元初4年(117)に建てられたとみられる顕彰碑。隷書が公式書体であった漢代にあって、極めて珍しい篆書による碑である。碑の現物は現在行方不明で、拓本のみが伝わっている。書体が隷書の時代であるにもかかわらず篆書なのは、天や神に祈り感謝する宗教的な感情を示すために、篆書の持つ権威性を求めたためと考えられる。

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved