楷書臨崔敬邕墓誌銘軸

かいしょりんさいけいようぼしめいじく
     

北魏(386~534)の崔敬邕墓志銘の臨書作品です。筆をわざと震わせたり、粘らせたりして、石がこわれた形どおりに見えるように表現する書き方で、「鋸体」とよばれました。百年ほど前の上海では大いにもてはやされたそうです。ただ単に震わせるだけでは字の形が崩れてしまいます。やはり基礎となる骨法がしっかりとしていないと、こうはいきません。当時の書家の間でも賛否さまざまであったようです。ちなみにこの墓誌銘の原拓はこれほど文字の欠けはありません。(漢字部 資料紹介 2013年8月号)

 

【参考文献】

根來孝明「李瑞清の書法-観峰館所蔵作品の分析を通して-」『観峰館紀要』第14号、公益財団法人日本習字教育財団観峰館、2019年

観峰館紀要 第14号

                                               
作品名楷書臨崔敬邕墓誌銘軸
ふりがなかいしょりんさいけいようぼしめいじく
作者李瑞清
国名中国
制作年民国4年(1915)
寸法135.1×65.9cm
目録番号4A-1611
釈文綿哉遐冑帝炎之緒爰歴姫初 祖唯尚父邁周曰漢栄光継武 日徳伝輝儒賢代挙於穆叡考 誕質含霊秉仁岳峻動智淵明 育善以和奨幹以貞響発邽丘 翼起槐庭 魏志石中此為第一兼鄭文公孟教訓之妙 乙卯三月上巳后五日雨窓〓悰書此遣興 清道人時鬻書滬上

北魏(386~534)の崔敬邕墓志銘の臨書作品です。筆をわざと震わせたり、粘らせたりして、石がこわれた形どおりに見えるように表現する書き方で、「鋸体」とよばれました。百年ほど前の上海では大いにもてはやされたそうです。ただ単に震わせるだけでは字の形が崩れてしまいます。やはり基礎となる骨法がしっかりとしていないと、こうはいきません。当時の書家の間でも賛否さまざまであったようです。ちなみにこの墓誌銘の原拓はこれほど文字の欠けはありません。(漢字部 資料紹介 2013年8月号)

 

【参考文献】

根來孝明「李瑞清の書法-観峰館所蔵作品の分析を通して-」『観峰館紀要』第14号、公益財団法人日本習字教育財団観峰館、2019年

観峰館紀要 第14号

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