蘭亭序(定武本)題箋
蘭亭序(定武本) 跋文
「蘭亭序」は書聖・王羲之(303?~361?)の代表作です。永和9年(353)、蘭亭(浙江省紹興市)で宴が行われたとき、集まった人々が詩を作りました。それらの詩をまとめた詩集に、王羲之が序文を書くこととなります。酒に酔いながら、興に乗じて筆をとり書きあげた序文の草稿が「蘭亭序」です。後日、清書しようと試みましたが、宴の時に書いたものを越えることが出来なかったため、草稿をそのまま序文として用いたと言われます。「蘭亭序」原本は失われたとされますが、多くの複製が作られ、その姿を伝えてきました。本作は定武本と呼ばれる、初唐の欧陽詢(557~641)が臨書したものを元に作られた複製です。清の宗室である溥儒(1896~1963)が題箋と跋を書き入れています。
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法帖「蘭亭序(定武本)」拓帖ー026(1.89MB)
【参考文献】
観峰館学芸部「観峰館収蔵品目録(Ⅵ)―法帖(1)―」『観峰館紀要』第15号、公益財団法人日本習字教育財団観峰館、2020年
観峰館紀要 第15号
作品名 | 蘭亭序(定武本) |
ふりがな | らんていじょ(ていぶぼん) |
作者 | 王羲之 |
国名 | 中国 |
制作年 | 原本:東晋時代 永和9年(353) |
寸法 | 33.1×16.8×1.5cm |
目録番号 | 拓帖ー026 |
蘭亭序(定武本)題箋
蘭亭序(定武本) 跋文
「蘭亭序」は書聖・王羲之(303?~361?)の代表作です。永和9年(353)、蘭亭(浙江省紹興市)で宴が行われたとき、集まった人々が詩を作りました。それらの詩をまとめた詩集に、王羲之が序文を書くこととなります。酒に酔いながら、興に乗じて筆をとり書きあげた序文の草稿が「蘭亭序」です。後日、清書しようと試みましたが、宴の時に書いたものを越えることが出来なかったため、草稿をそのまま序文として用いたと言われます。「蘭亭序」原本は失われたとされますが、多くの複製が作られ、その姿を伝えてきました。本作は定武本と呼ばれる、初唐の欧陽詢(557~641)が臨書したものを元に作られた複製です。清の宗室である溥儒(1896~1963)が題箋と跋を書き入れています。
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法帖「蘭亭序(定武本)」拓帖ー026(1.89MB)
【参考文献】
観峰館学芸部「観峰館収蔵品目録(Ⅵ)―法帖(1)―」『観峰館紀要』第15号、公益財団法人日本習字教育財団観峰館、2020年
観峰館紀要 第15号