行書論米元章天馬賦軸

本作は、顔法と北碑を融合させた壮年期の行書作品。各字の結体は、顔真卿(709~785)の「争坐位文稿」を主としつつ、「天」「大」「平」「為」などの横画に見られるような、北魏楷書風の露法による鋭角の起筆が混在する。両者は自 … 続きを読む 行書論米元章天馬賦軸