本日、土曜講座「臨書の魅力」を実施いたしました。ご来館・ご参加いただきました皆様に感謝申し上げます。
本講座では、まず「臨書」にまつわる言葉を確認し、現在では一般的に形臨/意臨/背臨の3つに区別されていることを確認しました。
次に「臨」という漢字について、文字の成り立ちを確認しながら、手本を上から覗き込むように見るという意味があることをお話ししました。
最後に、臨書が文字を習うためだけではなく、写しを作る技術でもあることに着目し、「臨」とともに中国書画の世界で行われる写しの技法である「摹」との比較を通して、考察を行いました。
本講座が、臨書作品をご覧いただく際の一助となれば幸いです。
春季企画展「みて、うつす。―中国近代の臨書作品―」は2023年6月11日(日)まで開催しております。皆様のご来館をお待ちしております。
▼次回の土曜講座
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