2023年9月2日(土)~3日(日)の2日間、福岡県柳川市の柳川市民文化会館「水都やながわ」ギャラリーに於いて、柳川市と柳川市教育委員会の後援をいただき、日本習字教育財団主催で「創立70周年記念展 日本習字創立の地 やながわ展」を開催しました。
本展は、観峰館を運営する日本習字教育財団が、2023年9月1日に創立70周年を迎えたことを記念して開催されました。会場となった福岡県柳川市は、日本習字教育財団の前身となる「西日本書道通信学会」が創立された場所です。本展の会場「水都やながわ」は、偶然にも日本習字創立の地に目と鼻の先の位置にありました。
本展では、日本習字教育財団の創立者・原田観峰(1911~1995)が柳川時代に揮毫した掛軸や扁額10点と、昭和28年に発行した初期のガリ版刷り手本や当時の写真パネル、鹿児島県志布志市に現存する「神州不滅」碑拓本等を展示しました。
チラシや当日の朝刊記事を見て来られた来場者は、2日間で約330名でした。多くの方に観覧していただきました。
創立当初を振返り、手書き文字の魅力を感じていただこうという主旨の企画でしたが、同時開催の日本習字支部「えいせい会」の合同作品展に訪れた親子連れや、地元市民に合わせて、他県から来られた会員さん、70年前を懐かしんで来られて長時間滞在される方などで大変賑わいました。
日本習字と柳川の繋がりを知らなかった人がほとんどでしたので、新たな発見もあり出会いもあった企画となりました。ご来場くださった皆様方には心より御礼申し上げます。ありがとうございました。