【時を刻んだ展覧会たち──観峰館が紡いできた30年の記録 vol.2】
🎉観峰館は、今年10月1日に開館30周年を迎えます!
これまで開催してきた展覧会の歩みを振り返りながら、観峰館の30年の軌跡をたどるシリーズ投稿をお届けしています📚
当時のポスターやチラシとともに、記憶に残る企画展の数々をご紹介していきます!
第2弾は、1996(平成8)年9月1日から開催された
🖌️《特別企画展「呉昌碩とその周辺展」》
近代中国の書・画・篆刻に大きな足跡を残した巨匠、呉昌碩(1844〜1927)。
本展では彼の作品に加え、翁同龢や王震をはじめとする親交のあった十数人の文人たちの作品も紹介しました。
清朝末期から民国にかけての激動の時代──
その歴史のうねりの中で、彼らの作品には守旧と革新が入り混じる独自の表現が現れ、近代中国芸術の魅力を物語っています。
観峰館が大切にしてきた「書」と「中国絵画」の魅力を伝える、印象深い企画展となりました📜✨
ご覧いただいた皆さまの記憶にも、少しでも残っていれば嬉しいです。
■ 展覧会概要
展覧会名: 特別企画展「呉昌碩とその周辺展」
会 期: 1996(平成8)年9月1日〜
■ 主な展示作品(抜粋)
- 呉昌碩《篆書集石鼓字対聯》〔中華民国8年(1919)〕
- 呉昌碩《行書梅礀詩軸》〔清時代末期~中華民国初期〕
- 呉昌碩《富貴長寿図》〔中華民国元年(1912)〕
- 楊峴《隷書臨張遷碑六幅》〔清時代後期 光緒13年(1887)〕
- 王震《行書李白詩軸》〔中華民国〕
- 呉東邁《篆書臨石鼓文四屏》〔中華民国5年(1916)〕
秋には、開館30周年記念の特別企画展《王羲之からの手紙》も開催予定!
どうぞご期待ください🍁