山水図

さんすいず
     

戴熙(1801~1860)、字は醇士、号は鹿牀、浙江銭塘の人。書は純然たる帖学派を継承し、詩文も善くしたが、なにより正統的山水画の名手として名高い。最後は太平天国の侵攻に遇い入水自殺した。本作は、渇筆を多用した筆致に厳しさがあり、作者の高節を反映するような堂々とした風格が感じられる。

                                               
作品名山水図
ふりがなさんすいず
作者戴熙
国名中国
制作年清時代後期
寸法129.1×32.3cm
目録番号4a-1248
釈文寂寞無可柰何之境最宜入想亟冝著 筆所謂天際真人非鹿々塵埃泥潭中人 所可与言也 醇士戴熙

戴熙(1801~1860)、字は醇士、号は鹿牀、浙江銭塘の人。書は純然たる帖学派を継承し、詩文も善くしたが、なにより正統的山水画の名手として名高い。最後は太平天国の侵攻に遇い入水自殺した。本作は、渇筆を多用した筆致に厳しさがあり、作者の高節を反映するような堂々とした風格が感じられる。

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