銭松嵒(1899~1985)は名を松巌といったが、後松嵒に改めた。芑廬と号す。幼い頃より父に詩・書道・画を習い、学校では西洋画技法も学んだ。その後教員生活を続けたが、解放後は国画制作をもっぱらとした。その絵画は、伝統的な国画の山水と、西洋画の影響を受けた現代山水を融合しており、独特な風合を持った画風である。本作は、比較的伝統色が勝る山水であるが、構図と色彩表現に新鮮さが感じられる。
作品名 | 山水図 |
ふりがな | さんすいず |
作者 | 銭松嵒 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国35年(1946) |
寸法 | 70.4×34.5cm |
目録番号 | 4a-3333 |
釈文 | 黄雀披緜 蟹可胥故 郷風味近 何如料 応蹋遍山 陽路十里 稲花繞敝 廬 丙戌秋 銭松嵒 写於梁 谿別業 并題句 |
銭松嵒(1899~1985)は名を松巌といったが、後松嵒に改めた。芑廬と号す。幼い頃より父に詩・書道・画を習い、学校では西洋画技法も学んだ。その後教員生活を続けたが、解放後は国画制作をもっぱらとした。その絵画は、伝統的な国画の山水と、西洋画の影響を受けた現代山水を融合しており、独特な風合を持った画風である。本作は、比較的伝統色が勝る山水であるが、構図と色彩表現に新鮮さが感じられる。