母子遊渓図

ぼしゆうけいず
     

観峰館が所蔵する銭慧安(1833~1911)作品の中では、最早期の作品。本図は物語の挿絵として描かれたものらしく、外に出て川辺を指さす少年の声にさそわれて戸口からのぞき見る幼児と母親の 姿や表情が、物語の展開を感じさせる。落款に「補図」とあることから、本図の前に物語の内容が記されていたのかもしれない。川辺の竹の節などは晩年の作品 に通じる部分が見られるが、人物の表情などは柔和な筆遣いで生き生きと描かれている。

                                               
作品名母子遊渓図
ふりがなぼしゆうけいず
作者銭慧安
国名中国
制作年清時代後期 光緒2年(1876)
寸法42.7×58.6cm
目録番号4a-1183
釈文丙子荷夏之吉清谿樵子銭慧安補図

観峰館が所蔵する銭慧安(1833~1911)作品の中では、最早期の作品。本図は物語の挿絵として描かれたものらしく、外に出て川辺を指さす少年の声にさそわれて戸口からのぞき見る幼児と母親の 姿や表情が、物語の展開を感じさせる。落款に「補図」とあることから、本図の前に物語の内容が記されていたのかもしれない。川辺の竹の節などは晩年の作品 に通じる部分が見られるが、人物の表情などは柔和な筆遣いで生き生きと描かれている。

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