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夏季企画展 「館蔵品 魏晋石刻(ぎしんせっこく)の拓本と近代中国の書」

     

新館 特別展示室

開催日: 2019年6月29日 - 2019年9月1日カテゴリー:

【展覧会概要】

秦の小篆が定まったころ、官吏たちは篆書の早書きである古隷や、篆書のくずし字などさまざまな書体を記しています。

漢時代には古隷から八分が生まれ、隷書は正書体になります。隷書からその省略形である章草が生まれ、隷意が抜けて草書となります。

行書もまた隷書や草書の長所を活かして作られてきた書体です。そして、規則的で、実用性の高い楷書が唐時代に完成します。

後漢時代からの石刻資料の拓本から、楷書が完成するころまでの石刻資料と共に、はるか後の清時代の書家たちが魅力を感じて臨書した作品や、その書法を取り入れようとした作品を鑑賞することで、変遷する書体の魅力を感じる展覧会です。

 

【主な展示作品】

趙時棡《行書扇面》中華民国

李瑞清《楷書臨張猛龍碑軸》中華民国5年(1916)

 

【同時開催】

知っておきたい実語教(じつごきょう)~子どもたちへのメッセージ~/博古趣味

 

【次回の展覧会】

特別企画展「中国山水画の精華―北宋から20世紀まで―」

瓦当~中国古代の造形美~/対聯の書と法帖

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