長三洲(1833~1895)肉筆の行書幅。臨居に咲く梅の花の香りが満ちた様子を題材に漢詩を読み、友の家へと訪れ、その交流を深めようとする七言絶句である。三洲の書は、明治13年(1880)の楊守敬(1839~1915)の来日以後、六朝書道の普及に努めた日下部鳴鶴(1838~1922)らとは一線を画し、顔真卿(709~785)の書法に傾倒したという。柔らかさの中ににじみ出る力強さを本作より感じていただきたい。
作品名 | 行書七言詩軸 |
ふりがな | ぎょうしょしちごんしじく |
作者 | 長三洲 |
国名 | 日本 |
制作年 | 明治時代 |
寸法 | 134.2×49.6cm |
目録番号 | 日-書-023 |
釈文 | 隣居只隔野梅花香影東西 籬柵斜一夜吟聲相和起 我家明有到君家 三洲居士 |
長三洲(1833~1895)肉筆の行書幅。臨居に咲く梅の花の香りが満ちた様子を題材に漢詩を読み、友の家へと訪れ、その交流を深めようとする七言絶句である。三洲の書は、明治13年(1880)の楊守敬(1839~1915)の来日以後、六朝書道の普及に努めた日下部鳴鶴(1838~1922)らとは一線を画し、顔真卿(709~785)の書法に傾倒したという。柔らかさの中ににじみ出る力強さを本作より感じていただきたい。