溥侗(1871~1952)は、清の宗室愛新覚羅氏。字は厚斎、号は西園・紅豆館主。清朝爵位は鎮国将軍。詩・書・画にはじまり篆刻・琴・棋・笛・二胡・琵琶などあらゆる芸に通じた。 清朝末期の頽廃した宮廷で、筆頭の役者に挙げられるほど京劇・昆曲に造詣が深く、晩年は北京美術学校、清華大学等で昆曲を教えた。書はもと褚遂良(596~658)にならうという。本作は、俗塵を超越した気高い心境を、沈着な筆法で揮毫する。小品ながら皇帝一族としての風格を感じさせる書である。
作品名 | 行書七言対聯 |
ふりがな | ぎょうしょしちごんついれん |
作者 | 愛新覚羅 溥侗 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清末~民国 |
寸法 | 各131.0×20.8cm |
目録番号 | 5A-0819 |
釈文 | 匿跡烟霧食黄独 植身天地如蒼松 溥侗 |
溥侗(1871~1952)は、清の宗室愛新覚羅氏。字は厚斎、号は西園・紅豆館主。清朝爵位は鎮国将軍。詩・書・画にはじまり篆刻・琴・棋・笛・二胡・琵琶などあらゆる芸に通じた。 清朝末期の頽廃した宮廷で、筆頭の役者に挙げられるほど京劇・昆曲に造詣が深く、晩年は北京美術学校、清華大学等で昆曲を教えた。書はもと褚遂良(596~658)にならうという。本作は、俗塵を超越した気高い心境を、沈着な筆法で揮毫する。小品ながら皇帝一族としての風格を感じさせる書である。