于非闇(1889~1959)は名を照といい、字の非闇で通る。幼少より祖父・父ものとで書画を学び、辛亥革命後、画家として生計をたてることを目指した。後故宮博物院に秘蔵されていた歴代名画に触れ、特に宋人の鉤勒画法を研究、花鳥画において独自の画法を確立した。本作は、鮮やかな花をつけた椿(山茶)の枝にとまる小鳥を写実的に描く。跋には宋人の画法に倣うとあるとおり、その学習成果を遺憾なく発揮した優品である。
作品名 | 花鳥図 |
ふりがな | かちょうず |
作者 | 于非闇 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国32年(1943) |
寸法 | 49.7×50.2cm |
目録番号 | 4b-0211 |
釈文 | 葉勁経霜 緑花肥映 雪紅 滇南山茶高 尋丈花大如盌 癸未秋以宋人法 写似 慶兆仁兄正之非闇 |
于非闇(1889~1959)は名を照といい、字の非闇で通る。幼少より祖父・父ものとで書画を学び、辛亥革命後、画家として生計をたてることを目指した。後故宮博物院に秘蔵されていた歴代名画に触れ、特に宋人の鉤勒画法を研究、花鳥画において独自の画法を確立した。本作は、鮮やかな花をつけた椿(山茶)の枝にとまる小鳥を写実的に描く。跋には宋人の画法に倣うとあるとおり、その学習成果を遺憾なく発揮した優品である。