湖山清暁図団扇

こざんせいぎょうずだんせん
     

湖に朝日が差し込む清明な空気を描出しています。徐々に朝靄が上がる湖水は波が見えず、小高い丘から見下ろす亭と木立は、すでに白く霞みかけています。
「辛芝一兄」(不詳)のために描かれた本作は、元は呉大澂「行書団扇」、翁同龢「行書団扇」と共に軸装されていました。張之萬(1811~1879)は、山水画を得意としましたが、楷書の小品も素晴らしいものがあります。

                                               
作品名湖山清暁図団扇
ふりがなこざんせいぎょうずだんせん
作者張之萬
国名中国
制作年清時代後期
寸法27.2×28.2cm
目録番号4b-0283-2
釈文湖山清暁 辛芝一兄丗大人正 弟張之萬

湖に朝日が差し込む清明な空気を描出しています。徐々に朝靄が上がる湖水は波が見えず、小高い丘から見下ろす亭と木立は、すでに白く霞みかけています。
「辛芝一兄」(不詳)のために描かれた本作は、元は呉大澂「行書団扇」、翁同龢「行書団扇」と共に軸装されていました。張之萬(1811~1879)は、山水画を得意としましたが、楷書の小品も素晴らしいものがあります。

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