奚岡(1746~1803)は、丁敬(1695~1765)に始まる西泠印派の初期を代表する篆刻家で、西泠四家に加えられます。初名は鋼、字を純章、号は鉄生、蒙泉外史・散木居士などと号しました。浙江銭塘の人です。
早熟で子供の時には八分書を書き、長じて行書・草書に名声を得ました。山水画にも巧みで董其昌(1555~1636)・王時敏(1592~1680)らに師法し、篆刻は丁敬に直接師事しました。書は自由で清らかな作風です。外題(下記参照)に「蒙泉外史行書真跡 壬辰春日 福庵題」とあります。福庵は清末から中華民国に活躍した西泠印派の篆刻家・王禔(1880~1960)です。(壬辰は1952年、王禔72歳)
外題(王禔筆)
作品名 | 草書軸 |
ふりがな | そうしょじく |
作者 | 奚岡 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代中期 |
寸法 | 138.0×29.0cm |
目録番号 | 4A-0808 |
奚岡(1746~1803)は、丁敬(1695~1765)に始まる西泠印派の初期を代表する篆刻家で、西泠四家に加えられます。初名は鋼、字を純章、号は鉄生、蒙泉外史・散木居士などと号しました。浙江銭塘の人です。
早熟で子供の時には八分書を書き、長じて行書・草書に名声を得ました。山水画にも巧みで董其昌(1555~1636)・王時敏(1592~1680)らに師法し、篆刻は丁敬に直接師事しました。書は自由で清らかな作風です。外題(下記参照)に「蒙泉外史行書真跡 壬辰春日 福庵題」とあります。福庵は清末から中華民国に活躍した西泠印派の篆刻家・王禔(1880~1960)です。(壬辰は1952年、王禔72歳)
外題(王禔筆)