「定家」とは藤原定家を指し、定家選「小倉百人一首」の和歌と歌人の肖像とを彩色摺りにした読本。江戸後期には、『若鶴百人一首』をはじめ、多くの百人一首の読本が出版されたが、その中でも特に豪華な彩色本である。
冒頭の曲水宴の挿絵には、煌びやかな装束を纏った美しい女性が描かれており、本書に華を添えている。
作者の石田玉山(生卒年不詳)は、江戸後期の画家で、別号に玉峰、石峰などという。岡田玉山に師事し、師名を引き継ぎ、多くの挿絵を描いた。文化年間に活躍したとされており、この作品は、後刷のものであろう。
作品名 | 定家撰錦葉抄(全) |
ふりがな | ていかせんきんようしょう |
作者 | 石田玉山 |
国名 | 日本 |
制作年 | 天保6年(1837) |
寸法 | 25.0×18.0cm |
目録番号 | WAW-0028 |
「定家」とは藤原定家を指し、定家選「小倉百人一首」の和歌と歌人の肖像とを彩色摺りにした読本。江戸後期には、『若鶴百人一首』をはじめ、多くの百人一首の読本が出版されたが、その中でも特に豪華な彩色本である。
冒頭の曲水宴の挿絵には、煌びやかな装束を纏った美しい女性が描かれており、本書に華を添えている。
作者の石田玉山(生卒年不詳)は、江戸後期の画家で、別号に玉峰、石峰などという。岡田玉山に師事し、師名を引き継ぎ、多くの挿絵を描いた。文化年間に活躍したとされており、この作品は、後刷のものであろう。