秋萩帖(墨帖)

あきはぎじょう ぼくじょう
     

松崎慊堂跋文(部分)

秋萩帖は、第一紙の和歌二首と、第二紙以降第十六紙までの和歌四十六首と王羲之の尺牘十一通の臨書が書かれた巻子。冒頭の和歌の書き出し「あきはぎの」に因んでこの名が付けられている。第一紙は小野道風筆、第二紙以下は藤原行成筆とするが、諸説ある。
この墨帖は、文化14年松崎慊堂の跋文を持つもので、元は寛政9年、板木師の井上清風が刻したものである。

【参考文献】
鈴木淳「板木師井上清風の刻業」(「近世文藝」四十九、一九八八年)
東京国立博物館『和様の書』(二〇一三年)図録、作品No39解説

                                           
作品名秋萩帖(墨帖)
ふりがなあきはぎじょう ぼくじょう
作者井上清風/刻
国名日本
制作年文化14年(1817)跋
寸法26.5×12.0cm
目録番号帖ー単ー011

松崎慊堂跋文(部分)

秋萩帖は、第一紙の和歌二首と、第二紙以降第十六紙までの和歌四十六首と王羲之の尺牘十一通の臨書が書かれた巻子。冒頭の和歌の書き出し「あきはぎの」に因んでこの名が付けられている。第一紙は小野道風筆、第二紙以下は藤原行成筆とするが、諸説ある。
この墨帖は、文化14年松崎慊堂の跋文を持つもので、元は寛政9年、板木師の井上清風が刻したものである。

【参考文献】
鈴木淳「板木師井上清風の刻業」(「近世文藝」四十九、一九八八年)
東京国立博物館『和様の書』(二〇一三年)図録、作品No39解説

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