本作は、日本でも馴染みある鍾馗を描いている。伝説では、鍾馗は終南山出身で科挙に合格したが、容貌が醜く仕官することが叶わず、悲嘆の上自害した。後、玄宗皇帝の夢に出て鬼を食い殺し、その病を快癒させたことから、魔よけとして祭られた。中国では、赤い蝙蝠と一緒に描かれることが多いが、これは遍(蝙)く福(蝠)が来るという、吉祥の掛けことばである。
作品名 | 鐘馗図団扇 |
ふりがな | しょうきずだんせん |
作者 | 丁峻 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代後期 |
寸法 | 24.0×23.9cm |
目録番号 | 1F-0111-1 |
釈文 | 且魯大兄世大人 属政 潜生丁峻 |
本作は、日本でも馴染みある鍾馗を描いている。伝説では、鍾馗は終南山出身で科挙に合格したが、容貌が醜く仕官することが叶わず、悲嘆の上自害した。後、玄宗皇帝の夢に出て鬼を食い殺し、その病を快癒させたことから、魔よけとして祭られた。中国では、赤い蝙蝠と一緒に描かれることが多いが、これは遍(蝙)く福(蝠)が来るという、吉祥の掛けことばである。