張廷済(1768~1848)は、字は汝霖または順安といい、未亭・叔未・眉寿老人などと号した。その居を清儀閣という。浙江省嘉興の人。古器・古物の蒐集甚だ広く、清朝を代表する収蔵家の一人である。このうち古印の蒐集には最も力を注ぎ彼の作成した『清儀閣古印偶存』にはおよそ三千種を数える。書は漢碑を学び、隷書を善くした。著に『清儀閣題跋』『清儀閣詩鈔』などがある。
本作は、文人が好んでやまない墨梅を端正な筆致で描いた作品。
作品名 | 墨梅図 |
ふりがな | ぼくばいず |
作者 | 張廷済 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代後期 |
寸法 | 127.1×36.4cm |
目録番号 | 5b-0310 |
釈文 | 碧澗千尋逈寒梅幾樹春 芳枝邊水浄痩影浥波新 撫延禅老人意 叔未 |
張廷済(1768~1848)は、字は汝霖または順安といい、未亭・叔未・眉寿老人などと号した。その居を清儀閣という。浙江省嘉興の人。古器・古物の蒐集甚だ広く、清朝を代表する収蔵家の一人である。このうち古印の蒐集には最も力を注ぎ彼の作成した『清儀閣古印偶存』にはおよそ三千種を数える。書は漢碑を学び、隷書を善くした。著に『清儀閣題跋』『清儀閣詩鈔』などがある。
本作は、文人が好んでやまない墨梅を端正な筆致で描いた作品。