梅花読書図団扇

ばいかどくしょずだんせん
     

本作は、独特の装いの高士が、気高さの象徴である梅の木の下で読書するさまを描いている。中国絵画の人物画には、高貴な文人(高士)を画題とするものが非常に多い。作中にある「細嚼梅花読漢書」の句は、対聯作品によく選ばれる文言で、文人の脱俗的なふるまいを表現しており、洒脱な筆致の絵はそのイメージをよく表現している。

                                               
作品名梅花読書図団扇
ふりがなばいかどくしょずだんせん
作者顧譲
国名中国
制作年清末~民国
寸法24.4×24.3cm
目録番号1F-0156-2
釈文細嚼梅花読漢書 吉臣三兄仁大人指正 吉庵弟顧譲

本作は、独特の装いの高士が、気高さの象徴である梅の木の下で読書するさまを描いている。中国絵画の人物画には、高貴な文人(高士)を画題とするものが非常に多い。作中にある「細嚼梅花読漢書」の句は、対聯作品によく選ばれる文言で、文人の脱俗的なふるまいを表現しており、洒脱な筆致の絵はそのイメージをよく表現している。

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