行書横披

ぎょうしょおうひ
     

胡遠(1823~1886)は、字を公寿、号を痩鶏といい、江蘇華亭の人。詩・書・画ともに善くし、書は顔真卿(709~785)を学んだ。上海で活躍し、特に画で知られた。

本作は、「繍詩閣」という建物の名を揮毫したもの。これをもとに扁額が彫られたのであろう。「蚕頭」の起筆がみられる力強い筆線の書は、堂々とした威厳を感じさせる。顔法学習は、このような大字の揮毫に生かされたことであろう。

                                               
作品名行書横披
ふりがなぎょうしょおうひ
作者胡遠(胡公寿)
国名中国
制作年清時代後期 同治11年(1872)
寸法28.0×103.0cm
目録番号4A-4128
釈文繍詩閣 壬申之秋 胡公寿題

胡遠(1823~1886)は、字を公寿、号を痩鶏といい、江蘇華亭の人。詩・書・画ともに善くし、書は顔真卿(709~785)を学んだ。上海で活躍し、特に画で知られた。

本作は、「繍詩閣」という建物の名を揮毫したもの。これをもとに扁額が彫られたのであろう。「蚕頭」の起筆がみられる力強い筆線の書は、堂々とした威厳を感じさせる。顔法学習は、このような大字の揮毫に生かされたことであろう。

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