色虎図扇面

しきこずせんめん
     

本作は、臥せる虎に寄りかかって座る女性を描いている。題には、女性の色香は人を魅了し、虎は人を畏怖させる。その外面は大きく異なるが、どちらも接し方を間違えれば食われてしまう、とある。単純に美女を賛美する美人画とは一線を画した、警句的作品である。

まどろむ虎に寄りかかって座る女性を描いています。題には「女性の色香は人を魅了し、虎は人を畏怖させる。その外面は大きく異なるが、どちらも接し方を間違えれば食われてしまう」とあります。女性の美しさに惑わされないよう、戒めを含んだ作品かもしれません。

燕鎧(生卒年不詳)。同治光緒年間に活躍しました。字は子竪。江蘇揚州甘泉の人。山水画に優れ、人物画は特にしとやかな仕女図を得意としました。

                                           
作品名色虎図扇面
ふりがなしきこずせんめん
作者燕鎧
国名中国
制作年清時代後期
寸法18.5×54.4cm
目録番号3F-0037-2

本作は、臥せる虎に寄りかかって座る女性を描いている。題には、女性の色香は人を魅了し、虎は人を畏怖させる。その外面は大きく異なるが、どちらも接し方を間違えれば食われてしまう、とある。単純に美女を賛美する美人画とは一線を画した、警句的作品である。

まどろむ虎に寄りかかって座る女性を描いています。題には「女性の色香は人を魅了し、虎は人を畏怖させる。その外面は大きく異なるが、どちらも接し方を間違えれば食われてしまう」とあります。女性の美しさに惑わされないよう、戒めを含んだ作品かもしれません。

燕鎧(生卒年不詳)。同治光緒年間に活躍しました。字は子竪。江蘇揚州甘泉の人。山水画に優れ、人物画は特にしとやかな仕女図を得意としました。

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