山水図扇面

さんすいずせんめん
     

趙時棡(1874~1945)、原名は潤祥、のち時棡に改めました。字は叔孺、また獻忱とも言います。晩年、漢の延熹、魏の景耀の二弩機を得て、二弩老人と号し、斎号を二弩精舎としました。

行書・篆書と並び、絵画も得意としました。主に花卉、走獣を得意としましたが、この作品は、晩秋の川辺の肌寒さを感じさせます。落款に「儗李營邱古岸寒林柳」とありますが、李營邱は唐宗室の李成で、山水画善く描きました。の根方や、葉の落ちた細枝を緻密に描くことで、ひんやりした空気を表現しています。

                                               
作品名山水図扇面
ふりがなさんすいずせんめん
作者趙時棡
国名中国
制作年中華民国
寸法17.7×51.5cm
目録番号3F-0099-1
釈文儗李営邱古岸寒林 繍虎仁兄法正 趙叔孺

趙時棡(1874~1945)、原名は潤祥、のち時棡に改めました。字は叔孺、また獻忱とも言います。晩年、漢の延熹、魏の景耀の二弩機を得て、二弩老人と号し、斎号を二弩精舎としました。

行書・篆書と並び、絵画も得意としました。主に花卉、走獣を得意としましたが、この作品は、晩秋の川辺の肌寒さを感じさせます。落款に「儗李營邱古岸寒林柳」とありますが、李營邱は唐宗室の李成で、山水画善く描きました。の根方や、葉の落ちた細枝を緻密に描くことで、ひんやりした空気を表現しています。

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