花卉雄鶏図

かきゆうけいず
     

陳崇光(1839~1896)は原名を炤といい、若木と号した。字の崇光で通る。江蘇揚州の人。もと雕刻職人であったが、太平天国の乱を機に画業に転じ、花鳥・人物・山水を善くした。

鶏は、家禽として身近であり、特に雄鶏は鬨の声をあげることから、闇を破る神秘性があるとされる。また、雄鶏は中国では「公鶏」で、「公」と「功」、「鳴」と「名」が同音のことから、「公鳴」は「功名」の掛け言葉となる。さらに鶏冠は官僚の冠に擬せられ、出世も象徴する。

                                               
作品名花卉雄鶏図
ふりがなかきゆうけいず
作者陳崇光
国名中国
制作年清時代後期 同治3年(1864)
寸法109.0×27.8cm
目録番号5a-0520
釈文同治甲子中秋後二日寫於呉陵家邸

陳崇光(1839~1896)は原名を炤といい、若木と号した。字の崇光で通る。江蘇揚州の人。もと雕刻職人であったが、太平天国の乱を機に画業に転じ、花鳥・人物・山水を善くした。

鶏は、家禽として身近であり、特に雄鶏は鬨の声をあげることから、闇を破る神秘性があるとされる。また、雄鶏は中国では「公鶏」で、「公」と「功」、「鳴」と「名」が同音のことから、「公鳴」は「功名」の掛け言葉となる。さらに鶏冠は官僚の冠に擬せられ、出世も象徴する。

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