鯉魚図

りぎょず
     

沈世傑(生卒年不詳)は、清時代後期の宮廷画家。特に同治年間にその名が知られ、人物画を得意とした。本作は、款記に「臣沈世傑恭画」とあるように、皇室への献上されたもの。魚は中国語音が「余」・「玉」に通じるため、富裕を象徴するが、なかでも鯉は魚類の最上位とされ、黄河を遡って龍門を昇りきった鯉は龍になるという「登龍門」の故事から、立身出世の吉祥画題とされる。

                                               
作品名鯉魚図
ふりがなりぎょず
作者沈世傑
国名中国
制作年清時代後期
寸法170.0×93.0cm
目録番号4a-3265
釈文臣沈世傑恭画

沈世傑(生卒年不詳)は、清時代後期の宮廷画家。特に同治年間にその名が知られ、人物画を得意とした。本作は、款記に「臣沈世傑恭画」とあるように、皇室への献上されたもの。魚は中国語音が「余」・「玉」に通じるため、富裕を象徴するが、なかでも鯉は魚類の最上位とされ、黄河を遡って龍門を昇りきった鯉は龍になるという「登龍門」の故事から、立身出世の吉祥画題とされる。

KAMPO MUSEUM IN SHIGA ©︎ All Rights Reserved