布袋図

ほていず
     

李耕(1885~1964)は、字を研農、大帽山人と号した。福建省仙游出身。人物画を得意としまた花卉、山水画にも巧みで、詩文も能くした。布袋は、唐末の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したとされる伝説的な仏僧。水墨画の画題に良く用いられ、大きな袋を背負った太鼓腹の僧侶の姿で描かれる。日本では七福神の一柱として信仰されている。中国では中世以降、布袋になぞらえた太鼓腹の姿が弥勒仏の姿形として描かれるようになり、寺院の主要な仏堂に安置されるのが通例となった。

                                               
作品名布袋図
ふりがなほていず
作者李耕
国名中国
制作年民国21年(1932)
寸法70.5×45.4cm
目録番号4b-0424
釈文行也布袋坐也布袋放下布袋多少自在 元明先生指政 壬申秋日一琴道人李耕画

李耕(1885~1964)は、字を研農、大帽山人と号した。福建省仙游出身。人物画を得意としまた花卉、山水画にも巧みで、詩文も能くした。布袋は、唐末の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したとされる伝説的な仏僧。水墨画の画題に良く用いられ、大きな袋を背負った太鼓腹の僧侶の姿で描かれる。日本では七福神の一柱として信仰されている。中国では中世以降、布袋になぞらえた太鼓腹の姿が弥勒仏の姿形として描かれるようになり、寺院の主要な仏堂に安置されるのが通例となった。

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