地府奪生図

ちふだつせいず
     

顧譲(1857~1931)は字を吉安、青山樵子と号した。江蘇省揚州出身。蓮渓(真然・1816~1884)の弟子であり、海上派の画家・銭慧安(1833~1911)に師事したといわれる。山水、人物、花鳥を得意とするほか、揚州を代表する人物画家のひとりである。

地府とは冥土あるいは閻魔大王をさす。この作品はまさに地獄絵図。釜茹で、ひき臼、舌抜き、悲惨な刑が執行されていく。仏教における六道のひとつ、地獄道の様子である。

                                               
作品名地府奪生図
ふりがなちふだつせいず
作者顧譲
国名中国
制作年清末~民国
寸法80.3×32.2cm
目録番号顧譲ー人物ー006
釈文地府奪生

顧譲(1857~1931)は字を吉安、青山樵子と号した。江蘇省揚州出身。蓮渓(真然・1816~1884)の弟子であり、海上派の画家・銭慧安(1833~1911)に師事したといわれる。山水、人物、花鳥を得意とするほか、揚州を代表する人物画家のひとりである。

地府とは冥土あるいは閻魔大王をさす。この作品はまさに地獄絵図。釜茹で、ひき臼、舌抜き、悲惨な刑が執行されていく。仏教における六道のひとつ、地獄道の様子である。

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