松竹梅や霊芝などの吉祥文様が描かれた青色蠟箋に、やや小振りの行書で書かれたもの。出典は不詳だが、文人が好んだ文言らしく、他の書家にも作例が確認される。左聯の冒頭「蘭言」とは、漢文の「同心之言、其臭如蘭」を表し、「同心の言葉の重みは、蘭の花が香る如く(良い影響を与える)」の意味を有する。書風だけでなく、その文言からも、政治家・文人としての陸潤庠(1841~1915)の生き様が思い浮かぶ作品である。
作品名 | 行書八言対聯 |
ふりがな | ぎょうしょはちごんついれん |
作者 | 陸潤庠 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清末~民国 |
寸法 | 各166.0×37.4cm |
目録番号 | 4A-2775 |
釈文 | 竹気初流山静若古 蘭言相悟春永於年 鳳石陸潤庠 |
松竹梅や霊芝などの吉祥文様が描かれた青色蠟箋に、やや小振りの行書で書かれたもの。出典は不詳だが、文人が好んだ文言らしく、他の書家にも作例が確認される。左聯の冒頭「蘭言」とは、漢文の「同心之言、其臭如蘭」を表し、「同心の言葉の重みは、蘭の花が香る如く(良い影響を与える)」の意味を有する。書風だけでなく、その文言からも、政治家・文人としての陸潤庠(1841~1915)の生き様が思い浮かぶ作品である。