今川往来(全)

いまがわおうらい
     

室町時代前期の武将である今川貞世(了俊)が息子の仲秋に宛てた教訓的な家訓です。内容は、23ケ条文に文武両道のあるべき姿を説くものとなっており、壁書(へきしょ、室町時代、命令・掟などを板や紙に書いて壁に貼りつけたもの)されたものです。家訓の内容が、武士だけではなく、道理や礼儀など、普遍性をもつ内容を説いているために、江戸時代全般においても重用されました。

著者の鈴木忠侯(生卒年不詳)は経歴不詳の人物ですが、寺子屋の師匠の一人でしょう。

                                           
作品名今川往来(全)
ふりがないまがわおうらい
作者鈴木忠侯
国名日本
制作年江戸時代後期
寸法23.3×16.2cm
目録番号寺往‐075

室町時代前期の武将である今川貞世(了俊)が息子の仲秋に宛てた教訓的な家訓です。内容は、23ケ条文に文武両道のあるべき姿を説くものとなっており、壁書(へきしょ、室町時代、命令・掟などを板や紙に書いて壁に貼りつけたもの)されたものです。家訓の内容が、武士だけではなく、道理や礼儀など、普遍性をもつ内容を説いているために、江戸時代全般においても重用されました。

著者の鈴木忠侯(生卒年不詳)は経歴不詳の人物ですが、寺子屋の師匠の一人でしょう。

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