楠公父子訣別図

なんこうふしけつべつず
     

楠木正成(1294~1336)は、明治・大正時代の道徳教育の中で、その逸話が多く取り上げられる人物である。この錦絵も、道徳的観点から描かれたものと考えられる。

歌川豊宣(1859~1886)は、歌川豊国の孫で、弱冠28歳で亡くなっているため、現存作例が稀少な浮世絵師である。この作品の爽やかな色遣いと緻密な描写から、確かな技量がうかがえる。

                                       
作品名楠公父子訣別図
ふりがななんこうふしけつべつず
作者歌川豊宣
国名日本
制作年明治14年(1881)
目録番号錦絵-026

楠木正成(1294~1336)は、明治・大正時代の道徳教育の中で、その逸話が多く取り上げられる人物である。この錦絵も、道徳的観点から描かれたものと考えられる。

歌川豊宣(1859~1886)は、歌川豊国の孫で、弱冠28歳で亡くなっているため、現存作例が稀少な浮世絵師である。この作品の爽やかな色遣いと緻密な描写から、確かな技量がうかがえる。

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