紫微高照図

しびこうしょうず
     

潘鈵(生卒年不詳)は字を松山という。江蘇丹徒の人。幼くして絵画を学び、人物画にすぐれた。

「紫微」とは、古代中国の天文学で北極星を中心にした一帯を指し、天帝の居所とされる。説話では、周の文王が避邪のため新築の民家に「紫微高照」と揮毫したという。本作では、力士が伝説の猛獣「貔貅」を取り押さえる構図となっており、家内安全を祈願して描かれた吉祥画である。

                                               
作品名紫微高照図
ふりがなしびこうしょうず
作者潘鈵
国名中国
制作年清時代後期 同治3年(1864)
寸法159.3×84.1cm
目録番号5h-0168
釈文紫微高照 甲子夏四月松山潘鈵

潘鈵(生卒年不詳)は字を松山という。江蘇丹徒の人。幼くして絵画を学び、人物画にすぐれた。

「紫微」とは、古代中国の天文学で北極星を中心にした一帯を指し、天帝の居所とされる。説話では、周の文王が避邪のため新築の民家に「紫微高照」と揮毫したという。本作では、力士が伝説の猛獣「貔貅」を取り押さえる構図となっており、家内安全を祈願して描かれた吉祥画である。

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