小坂奇石(1901~1991)は現代の日本書道界を代表する書家の一人。本名は小坂光太郎。徳島県由岐町に生まれ、16歳で黒木拝石(1886~1950)に師事し日展などで活躍した。昭和32年(1957)に書道研究「璞社」を創設し初代会長を務めた。また、奈良教育大学で教鞭をとり、多くの学生を指導した人物でもある。
本作は、隋時代・開皇17年(597)に制作された《美人董氏墓誌》を、小坂奇石が弟子へ手本として与えるために臨書した折帖。鋭く尖った線は、毛筆で書かれたものでありながら、石に刻した文字の姿を想起させる。
作品名 | 臨書帖「美人董氏墓誌」 |
ふりがな | りんしょじょう「びじんとうしぼし」 |
作者 | 小坂奇石 |
国名 | 日本 |
制作年 | 昭和51~52年(1976~1977) |
寸法 | 28.6×9.0cm |
目録番号 | 小坂-012 |
小坂奇石(1901~1991)は現代の日本書道界を代表する書家の一人。本名は小坂光太郎。徳島県由岐町に生まれ、16歳で黒木拝石(1886~1950)に師事し日展などで活躍した。昭和32年(1957)に書道研究「璞社」を創設し初代会長を務めた。また、奈良教育大学で教鞭をとり、多くの学生を指導した人物でもある。
本作は、隋時代・開皇17年(597)に制作された《美人董氏墓誌》を、小坂奇石が弟子へ手本として与えるために臨書した折帖。鋭く尖った線は、毛筆で書かれたものでありながら、石に刻した文字の姿を想起させる。