巴慰祖(1744~1793)は清朝中期の篆刻家・書画家として著名です。安徽歙県の人で、程邃(1605~1691)・汪肇龍(1722~1780)・胡唐(1759~1826)らと「歙四家」と呼ばれました。画面中央の老松の姿や、山塊の厳しさは老境に達した風格を漂わせますが、墨色には潤いがあり作者の年齢相応の生気を感じさせます。落款印よりもむしろ、後世の所蔵印が作品に重みを与えています。
巴慰祖(1744~1793)は清朝中期の篆刻家・書画家として著名です。安徽歙県の人で、程邃(1605~1691)・汪肇龍(1722~1780)・胡唐(1759~1826)らと「歙四家」と呼ばれました。画面中央の老松の姿や、山塊の厳しさは老境に達した風格を漂わせますが、墨色には潤いがあり作者の年齢相応の生気を感じさせます。落款印よりもむしろ、後世の所蔵印が作品に重みを与えています。
| 作品名 | 雨過万峰図 |
| ふりがな | うかばんぽうず |
| 作者 | 巴慰祖 |
| 国名 | 中国 |
| 制作年 | 清時代中期 乾隆33年(1768) |
| 寸法 | 97.4×49.9cm |
| 目録番号 | 5b-0387 |
| 釈文 | 雨過万峰出山深秋 更清〓松有余韻逍 〓談書声 〓戊子夏日慰祖並題 於月影草堂 |
巴慰祖(1744~1793)は清朝中期の篆刻家・書画家として著名です。安徽歙県の人で、程邃(1605~1691)・汪肇龍(1722~1780)・胡唐(1759~1826)らと「歙四家」と呼ばれました。画面中央の老松の姿や、山塊の厳しさは老境に達した風格を漂わせますが、墨色には潤いがあり作者の年齢相応の生気を感じさせます。落款印よりもむしろ、後世の所蔵印が作品に重みを与えています。