江戸時代の禅画といえば、白隠(1686~1769)。観峰コレクションには白隠の唐臼図があります。白隠は唐臼を「空うそ」とかけて、仏法とは言葉では説明できないものだが、人びとに伝えるには時に言葉という方便を用いて語る、つまり嘘も方便だと説いています。
賛は言葉の語呂合わせで、白隠が考えた子守歌です。子守歌(言葉)で、赤ん坊(人びと)を眠りにつかせる(安心させる)という訳です。謎解きのような禅画の魅力が詰まった作品です。
【参考文献】
龍雲寺コレクション解説「17 唐うす」 http://iriz.hanazono.ac.jp/hakuin/rekihaku/index.html
作品名 | 唐臼図 |
ふりがな | カラウスズ |
作者 | 白隠慧鶴 |
国名 | 日本 |
制作年 | 江戸中期 |
寸法 | 32.5×54.2cm |
目録番号 | 日-書-159 |
釈文 | 大津 なら屋の 来たりや こそ ふみも習ふ たよ 唐うすを |
江戸時代の禅画といえば、白隠(1686~1769)。観峰コレクションには白隠の唐臼図があります。白隠は唐臼を「空うそ」とかけて、仏法とは言葉では説明できないものだが、人びとに伝えるには時に言葉という方便を用いて語る、つまり嘘も方便だと説いています。
賛は言葉の語呂合わせで、白隠が考えた子守歌です。子守歌(言葉)で、赤ん坊(人びと)を眠りにつかせる(安心させる)という訳です。謎解きのような禅画の魅力が詰まった作品です。
【参考文献】
龍雲寺コレクション解説「17 唐うす」 http://iriz.hanazono.ac.jp/hakuin/rekihaku/index.html