行書八言対聯

ぎょうしょはちごんついれん
     

汪洵(1846~1915)は、字を子淵、号を淵若といい、江蘇陽湖の人。光緒18年(1892)の進士。50歳頃より上海に居住し、書を売って生計を立てた。詩・書・画・篆刻にすぐれ、とくに書は、顔真卿(709~785)を学んでその神髄を得たと評され、呉昌碩(1844~1927)・張祖翼(1849~1917)・高邕(1850~1921)とともに「滬上四書家」と称された。

本作は、顔法に裏付けられた重厚な書風で揮毫された対聯作品。顔法を基礎としつつ、すでに汪洵独自の書風となっていることがうかがえる。

                                               
作品名行書八言対聯
ふりがなぎょうしょはちごんついれん
作者汪洵
国名中国
制作年民国元年(1912)
寸法各167.0×35.3cm
目録番号4A-2855
釈文壬子三月朢日 想見上古衣冠所会 宣布中和楽職之詩 淵若汪洵

汪洵(1846~1915)は、字を子淵、号を淵若といい、江蘇陽湖の人。光緒18年(1892)の進士。50歳頃より上海に居住し、書を売って生計を立てた。詩・書・画・篆刻にすぐれ、とくに書は、顔真卿(709~785)を学んでその神髄を得たと評され、呉昌碩(1844~1927)・張祖翼(1849~1917)・高邕(1850~1921)とともに「滬上四書家」と称された。

本作は、顔法に裏付けられた重厚な書風で揮毫された対聯作品。顔法を基礎としつつ、すでに汪洵独自の書風となっていることがうかがえる。

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