本作は、月夜にたたずむ三羽の兎を描く。中国の伝説では、月では兎が不老不死の仙薬を搗いているとされる。これが日本に伝わり、兎の餅搗きとなっている。いずれにせよ兎は月の象徴と言える。本作の賛ではさらに、兎の毛を用いて筆を造り、詩を揮毫することもできると言う。
作品名 | 兎図斗方 |
ふりがな | うさぎずとほう |
作者 | 王素 |
国名 | 中国 |
制作年 | 清時代後期 |
寸法 | 25.0×28.6cm |
目録番号 | 4a-0198-2 |
釈文 | 月中辛勤 莫搗薬桂 旁杵四今 応閑我欲抜 毛為白筆 研硃写詩 破公顔 楳聖兪句 王素 |
本作は、月夜にたたずむ三羽の兎を描く。中国の伝説では、月では兎が不老不死の仙薬を搗いているとされる。これが日本に伝わり、兎の餅搗きとなっている。いずれにせよ兎は月の象徴と言える。本作の賛ではさらに、兎の毛を用いて筆を造り、詩を揮毫することもできると言う。