陸恢(1851〜1920)字を廉夫、狷叟と号した。江蘇呉江の人。書は漢隷に画は山水・人物・花鳥いずれもにも秀でた。はじめ劉徳六(1806~1875)に従学し、のち呉大澂(1835~1902)に会って、その収蔵の唐宋元明の書画を見て芸事が大いに進んだ。中年になって蘇州み帰り、画事に潜心し、かたわら金石文字を考証した。碑版法帖に多くの題跋を遺している。
この作品は中華民国6年(1917)の秋に句を選び聯に書し、翌年病が回復した後に落款を署したとある。
作品名 | 隷書七言対聯 |
ふりがな | れいしょしちごんついれん |
作者 | 陸恢 |
国名 | 中国 |
制作年 | 民国6年(1917) |
寸法 | 各142.6×29.6cm |
目録番号 | 4A-1657 |
釈文 | 寿山老元先生法正 牀上古書容折角 庭前松樹漸生鱗 丁巳秋日陸恢譔句書聯回病遅至戊午夏署記 |
陸恢(1851〜1920)字を廉夫、狷叟と号した。江蘇呉江の人。書は漢隷に画は山水・人物・花鳥いずれもにも秀でた。はじめ劉徳六(1806~1875)に従学し、のち呉大澂(1835~1902)に会って、その収蔵の唐宋元明の書画を見て芸事が大いに進んだ。中年になって蘇州み帰り、画事に潜心し、かたわら金石文字を考証した。碑版法帖に多くの題跋を遺している。
この作品は中華民国6年(1917)の秋に句を選び聯に書し、翌年病が回復した後に落款を署したとある。